どんなに大きくても移動が可能な
重量や仕様である事

これには、生地の耐久性と重量のバランスが重要で、それ相当の風圧にも耐え、しかも軽い素材である事が必須条件となります。
それと、運搬しやすい、あるいは掲出しやすい質感である事も重要です。イベント中の掲出時間は、わずか5~10分程度である事が多く(だからこそ強烈なインパクトを残す訳ですが・・)すみやかに撤収できる仕様と素材である事は、言うまでもありません。
弊社製作のビッグフラッグは、全て、車で運搬可能です。100m級の巨大なフラッグも、せいぜいハイエースレベルの車で事足ります。
たたみやすく、しかもシワになりにくい素材という事です。

また縫製も重要で、必要以上にゴテゴテさせずに強度を意識した仕様は、大型フラッグを永年作り続け、知り尽くしているからこそ可能になる隠れた名人技であると言えます。

 

サポーターの魂のこもったフラッグ
だからこそ、手で染めなきゃダメ

そして何と言っても、染色。プリンターの無味乾燥な味とは全く違う「心のこもった染色」は、迫力も表現力も別世界です。
まず、染料が全然違う。これは、発色においても、色の耐久性においても、数レベルの違いがあります。
生地の上っ面をなでる様なプリンターのノズルから出る染料と、経験を積んだ職人が力を込めて刷り込むのとでは、表現力も耐久性も大きな差となって表れてきます

発色に関しては、黒が黒くないというか、手染めが黒100%だとすると、デジタルプリントは、黒80%位の感じがどうしてもあります。グラデーションは得意だが、単色の広い面積を均一に染める、というのが苦手です。



ビッグフラッグはこう作られる

あの「でか幕」はどうやって作られるのか。 全工程をお見せします!
基本は通常の横断幕の作り方と同じ。
コンピュータデザインして、レイアウトや色を決めます。

 

型紙を固定して。。。

コンピュータデザインデータを元にして、アウトライン=輪郭線を取り出し、裏に特殊な糊のついた専用紙に原寸大でプリントします。
これが型紙になります

これを生地に貼り付けて染色する部分の型紙を切りぬきます。

 

切り抜いてはがしたものは、捨てません。バックに色が入る場合は、染色した上にそれを貼り、マスキングに使ったりします。

必要部分のカットが終わったら、いよいよ染色です

 

染色して、型紙をはがす。

型紙をセットし、切り抜かれたところに染料を乗せ染めていきます。

この方法を捺染〈なつせん〉といいます。古来からある伝統的な染色法のひとつです。

完成。
マスキングと染色の繰り返しで、複雑なロゴ・マークなども染分けていきます。

 

事前に染める生地を準備する必要があります。特殊な生地だといっても、この大きさで織るわけではありません。
何枚もの生地をつないで1枚の生地にして、外周の縁を処理しておくのです。
これに染色するわけです。70m級の巨大なものはスタジオに入りきらないので、染色してからつなぎあわせるのですが、絵柄がずれないようにするのがプロの技ですね。