2006年あたりから、強さの片鱗は見せていたが、今年は記念すべき年に、本当に初タイトルの予感が現実味を 帯びてきた。
昨年よりフロンターレのサポーターの代表格である「川崎華族」のリーダーのY君と、ビッグフラッグの打ち合わせをしていた。 等々力陸上競技場での掲出可能範囲で最大のものを計画した。 横75m x 縦15mは日本に存在するビッグフラッグでも最大級だ。
今年になってデザインの最終打ち合わせを終え、いよいよ染太郎で製作にかかった。
製作の途中で、フロンターレのスタッフのみなさんや、サポーターのみなさんが弊社を訪れた。 そして、みんなで少しづつ色を塗ったりもした。 この模様はテレビ神奈川の「ファイト!川崎フロンターレ」でも放送されたが、クラブとサポーター、そして地元のみなさんとの一体感が強く感じられた。
おおよそ3週間程度で、縫製~染色を終え、2006年Jリーグ開幕まで秒読みとなった段階で、等々力での掲出リハーサルを終え、開幕戦(VSアルビレックス)を迎えた。 ビッグフラッグの掲出方法や収納方法など、川崎サポのみんなにとっても初体験の大きさなので、何度も等々力に通って、私の知る限りのアドバイスをした。
当社は埼玉県にあり、昔から浦和レッズのダンマクや旗を数多く作らせてもらっている。 最近は大宮もほとんど弊社で作らせていただいている。 そんな事情も、熱心な川崎サポの方は良くご存知の様で「何で、埼玉の旗屋に作らせるの?」という意見もあったらしいし、冗談半分で「浦和からスパイが来た」(笑)などとからかわれつつ、それでも、フロンターレのスタッフのみなさんと、サポーターのみんなとの距離感がとても近いのには好感が持てた。
私が知る限り、スタッフとサポーターの距離が最も近いのは、フロンターレだと思う。 ・・というか、最初のうちは、誰がスタッフで誰がサポーターかわからなかった。 サポーターもスタッフも「タメ口」で議論しあっている。ほとんど垣根が見えない。
J1に上がる時は、本当に苦労した川崎だが、ここまで順調にステップアップしている様に思う。 正直、大きな補強もせず、自前の選手の成長を待って、ここまで来たと思える。 等々力のハコが満員になるのは、まだ年間を通しても数回で、集客はこれからの大きな課題だと思うが、無理矢理、人数合わせをしていない。
「川崎のファンは、まだまだサッカーを見る目が子供なんです。浦和の様には成熟していない。地道に育っていきたい」と川崎華族のY君は言っていたが、その姿勢が、チームの戦力をここまで押し上げたのかな?と感じたりもした。 確かに、今回、我那覇が代表入りしたが、全国区の有名選手は皆無と言って良い程、地味なイメージのフロンターレ。
何試合もじっくり見させてもらったが、若手で代表に手が届きそうな選手が何人かいる(オシム好みかどうかはわからないが・・) 現在のJの勢力図で言えば、東の横綱 浦和レッズ、西の横綱 ガンバ大阪と言ったところだと思うが、川崎が互角以上の戦いをしている。 ここ最近続けて、等々力で浦和戦を見たが(1勝1敗)浦和も強いが、川崎も確かに強い。 Jのタイトルは最後までもつれるかも知れない(でも、浦和の代表入りが7人は色々と影響するかも)





